TOP | さくらの部屋 | みんなの部屋 | 管理人の部屋 | さくら色掲示板 | 画像掲示板 | サイトマップ |
紀州犬 |
紀州犬は、本来獣猟犬として、私たちの祖先と共に共存してきた犬種で、明治以降の日本犬苦難時代も乗り越えて、紀州の奥地に保存されてきました。猪をねぐらから逃がさないよう引き留めておく猟芸を寝屋止めと言い、その言葉通り、猪猟には最高の犬でした。 |
犬体図 | |
![]() |
![]() |
同じ部位でも、、家畜が元になっているものと動物学が元になっているものでは、名称に違いがありました。 | 8ヶ月 換毛中 |
天然記念物 日本犬 | ||||||
犬の始祖は、3万年前のアラビアオオカミと考えられています。人間と一緒に生き、各地のオオカミと交配し、その結果、イヌという動物種が生まれ、世界各地に分かれていきました。 1万年前、縄文人は犬(縄文犬)を連れていました。時が流れ2000年前に、弥生人が縄文犬を連れて本州全域に広がっていき、大陸の犬と混じりあい、地域ごと・目的ごとに犬が作られ、そしてそこから日本犬が生まれたと言われてます。日本には、ニホンオオカミがいましたが、このオオカミから日本犬が生まれたわけではないようです。体型は数千年前の犬の姿とほとんど変わらず、犬の原型ともいえます。 最大の能力は猟犬として山岳地帯を駆け回る身体能力で、洋犬が人間の指示に従って行動し、与えられた役目だけをすることに比べ、日本犬は飼主と協力し、狩りたてるが役目であり、本能を極限近くまで抑え本来の能力をそのまま活かしてます。 日本犬は咬むと言う意識は、猟の時に主人が追いつくまでに獲物に咬みつき動きを鈍らせるので、咬む力は強い事からきていると思われます。その点、洋犬は鳥猟で、ガブリと咥えたら鳥はバラバラニなってしまうので、そっと咥えるという猟法に大きな差があります。 日本犬は、日本に住んでいる犬の総称で、下の表が天然記念物に指定されている6種類であり、その他に日本の犬は4種類います。 |
秋田犬 | 甲斐犬 | 紀州犬 | 越の犬 | 柴犬 | 土佐犬 (四国犬) |
北海道犬 |
![]() |
![]() |
![]() |
絶滅 | ![]() |
![]() |
![]() |
昭和6年 7月31日指定 |
昭和9年 1月22日指定 |
昭和9年 5月1日指定 |
昭和9年 12月28日指定 |
昭和11年 12月16日指定 |
昭和12年 6月15日指定 |
昭和12年 12月21日指定 |
当時は洋犬の血統が強く入っていて、純血はわずか数頭のみ。 | 虎毛は山野で保護色として威力を発揮。根っからの狩猟犬。 | 先祖は、イノシシを追う能力が要求されて生まれた「熊野猪犬」。 | 1971年に純血種は絶えた。 | 基礎は川上犬と因幡犬。他に保科犬、戸隠犬、美濃犬が有名。 | 土佐闘犬と混同されないように四国犬と呼ぶ。徳島や愛媛で作られた。 | 古くはアイヌの集落で飼われていた。遺伝子は沖縄の琉球犬に近い。 |